望月京(もちづき・みさと)

(作曲家)

1969年東京生まれ。東京藝術大学大学院作曲専攻修了後、パリ国立高等音楽院作曲科に学び、98年同科第3課程(博士課程)を修了。2000年同アナリーゼ科終了。
96~97年IRCAM(フランス国立音響/音楽の探求と調整研究所)研究員。北村昭、尾高惇忠、間宮芳生、ポール・メファノ、エマニュエル・ヌネス、ブライアン・ファーニホゥ、トリスタン・ミュライユの各氏に師事。


94年以降、以下のような、ヨーロッパ、日本の主要な音楽祭や多くの演奏会等で委嘱作をはじめとする初演、再演、また放送が行われている。ロワイヨモン現代音楽祭、パリの秋音楽祭、ラジオフランス・プレザンス音楽祭、ストラスブール・ムジカ音楽祭、ニース・マンカ音楽祭、アルス・ムジカ音楽祭(ブリュッセル)、ダルムシュタット夏期音楽祭、ドナウエッシンゲン音楽祭、ベルリン・ムジークビエンナーレ、ベルリン・メルツ・ムジーク音楽祭、シュトゥットガルト・エクラ音楽祭、ヴィッテン音楽祭、ザルツブルク音楽祭、クランクシュプーレン音楽祭(チロル)、ムジーク・プロトコール(グラーツ)、ガウデアムス音楽週間、ワルシャワの秋音楽祭、ウルティマ音楽祭(オスロ)、ハダースフィールド音楽祭(イギリス)、ミュージック・フロム・ジャパン(ニューヨーク)、ア・テンポ音楽祭(ベネズエラ)、秋吉台国際20世紀音楽セミナー&フェスティバル、武生国際音楽祭、サイトウ・キネン・フェスティバル松本など多数。


2007年以降も、ラジオ・フランス(室内オーケストラ作品)、ルーブル美術館オーディトリアム(溝口健二監督による無声映画「瀧の白糸」のための音楽)、クラングフォールム・ヴィーン(マン・レイ制作による無声映画のための音楽)、サントリー音楽財団(オーケストラ)等による委嘱作品の初演が予定されている。また、クラングフォールム・ヴィーンとヨーロッパの複数の劇場が中心となり村上春樹の短編を原作とするオペラが、2008-9年シーズン内のウィーン初演をめざして計画されている。

望月の作品は、指揮ではシルヴァン・カンブルラン、ヨハネス・カリツケ、ゲルト・アルブレヒト、タン・ドゥン、オーケストラではベルリン、ケルン、シュトゥットガルト、バーデンバーデン&フライブルク、ザールブリュッケン、ラジオフランスなどの放送交響楽団、アンサンブルではクラングフォールム・ヴィーン、イクトゥス、アンテルコンタンポラン、レ・ヴァン・フランセ、ソリストではジャン・ギエン・ケラス(チェロ)といった国際的に活躍している人気、実力ともに持ち合わせた優れた演奏家たちによって演奏されている。故岩城宏之(指揮)、大野和士(指揮)、外山雄三(指揮)、堀米ゆず子(ヴァイオリン)、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラ、アンサンブル・ノマド、東京シンフォニエッタなど日本人演奏家によっても、国内外で演奏されている。

作品演奏だけでなく、講演、講師として招聘されることも多く、社会や芸術に対する幅広い興味や関心、知識に裏付けられた誠実な講義も、高く評価されている。これまでに、ダルムシュタット夏期音楽祭、ニース・CIRM(国際音楽研究センター)、パリ・エコール・ノルマル音楽院、ナンテール音楽院、ロワイヨモン財団、ウィーン芸術写真学校、ニューヨーク・コロンビア大学、ア・テンポ音楽祭(ベネズエラ)、作曲フォーラム(東京)、武生国際音楽祭等で講演、レクチャー、ワークショップを行っている。2007年4月からは、明治学院大学芸術学科助教授に就任する。

作品は、ドイツのBreitkopf&Härtel社より出版されている。2003年にKAIROS(ウィーン)からリリースされたポートレイトCD<>は、クラングフォールム・ヴィーン演奏による新録音で、フランスのレコード芸術誌「Répertoire」2003年10月号誌上で10点満点の評価を得た。現在、パリ在住。

主な受賞歴



  • 1995年第64回日本音楽コンクール作曲部門(室内楽)第1位及び安田賞
  • 1998年シュティペンディエン賞(ダルムシュタット)
  • 1999年ユネスコ国際作曲家会議推薦曲 (パリ)
  • 2000年第10回芥川作曲賞
  • 2002年第14回アルス・ムジカ音楽祭聴衆賞(ブリュッセル)
  • 2003年第53回芸術選奨文部科学大臣新人賞、第13回出光音楽賞
  • 2005年第53回尾高賞
■ 吉原すみれ依嘱 打楽器ソロ曲 [初演: 2010年11月25日 、東京文化会館・小 吉原すみれパーカッション・リサイタル2010 perc:吉原すみれ ]


■ 作品リスト ■

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<オーケストラ>

■カメラ・ルシダ★南西ドイツ放送局委嘱、第10回芥川作曲賞
作曲:1999年

■ホメオボックス★第18回ベルリン・ビエンナーレ委嘱
作曲:2001年

■ヌース★ケルン放送局委嘱
作曲:2001年

■メテオリット★読売日本交響楽団委嘱
作曲:2002年

■オメガ・プロジェクト★サントリー音楽財団委嘱
作曲:2002年

■クラウド・ナイン★NHK交響楽団委嘱、第53回尾高賞
作曲:2004年

■今、ここ★ニース・マンカ音楽祭委嘱
作曲:2004年

<協奏曲>

■リコーダーコンチェルト(仮題)
ケルン・トリエンナーレ委嘱

初演:2010年5月10日
ケルン・トリエンナーレ
■シ・ブル、シ・カルム★秋吉台国際20世紀音楽セミナー&フェスティバル委嘱
作曲:1997年

■明るい部屋★第17回ベルリン・ビエンナーレ委嘱、1999年ユネスコ国際作曲家会議優秀作品賞
作曲:1998年

■キメーラ★ケルン放送局委嘱、2002年アルス・ムジカ音楽祭聴衆賞(ブリュッセル)
作曲:2000年

■ワイズ・ウォーター<賢い水>★ケルン放送局委嘱
作曲:2002年

■4D★フランス文化省委嘱
作曲:2003年

■W.レーマンとT.ヴィーシンガーによる映像のための「海」★シュトゥットガルト・エクラ音楽祭委嘱
作曲:2004年

■エテリック・ブルー・プリント★ベルリン・メルツ・ムジーク音楽祭委嘱
作曲:2006年

<室内楽>

■パサージュ・アン・ファイユ★第64回日本音楽コンクール第1位
作曲:1995年

■私を含む全ての存在★ヤマハ音楽振興会委嘱
作曲:1996年

■インテルメッツィ ★アンサンブル・アクティヴァ委嘱
作曲:1998年

■ヴォワラージュ★フランス・ロワイヨモン財団&ヴァル・ド・ワーズ県議会委嘱
作曲:2000年

■エクット<聴け>★南西ドイツ放送局委嘱
作曲:2002年

■インテルメッツィ2★クランクシュプーレン音楽祭委嘱
作曲:2002年

■ネクスト・ステップ★ミュージック・フロム・ジャパン委嘱
作曲:2003年

■バッソ・ソロ★アルス・ムジカ音楽祭委嘱
作曲:2004年

■ラグーン★東京オペラシティ文化財団(レ・ヴァン・フランセのために)
作曲:2005年

■プレ・エコー★ベルリン・コンツェルトハウス委嘱(ジャン・ギエン・ケラスのために)
作曲:2006年

■赤い大地★フランス文化省委嘱(ディオティマ弦楽四重奏団のために)
作曲:2006年

■パ・サージュ★22世紀クラブ委嘱(堀米ゆず子のために)
作曲:2006年


スケジュール

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【 9月 】
9/2
サントリーホール
<新日本フィルハーモニー交響楽団第466回定期演奏会>
「ニグレド」(世界初演)
指揮:クリスティアン・アルミンク/管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団 
9/7
越前市文化センター・大
<武生国際音楽祭2010 “ディオティマ弦楽四重奏団”>
「赤い大地」 
演奏:ディオティマ弦楽四重奏団 
9/10
越前市文化センター・大
<武生国際音楽祭2010“新しい地平コンサートⅠ”>
「私を含む存在のすべて」
演奏:武生国際音楽祭2010招待演奏家
9/17
ポーランド / ナショナル・フィルハーモニック
<ワルシャワの秋>
「ヴォワラージュ」
演奏:Oesterreichisches Ensemble
9/21
ポーランド / Witold Lutoslawski Polish Radio Concert Studio
<ワルシャワの秋>
「ホメオボックス」
演奏:Polish Orchestra Sinfonia Iuventus