大瀧拓哉×藤元高輝 鍵盤と六弦の音楽会

2022年2月10日(木)
開演 19:00 (開場 18:15)

ピアノとクラシック・ギターは、クラシック・現代音楽の世界では、実はめずらしい組み合わせです。
共に、音楽史の中で長い時間をかけて進化を経て、現在の完成型に到達しました。
今や、1台で無限の表現力を秘めた楽器ともいえるでしょう。
世界で最も重い楽器と、最も軽い楽器ともいえるでしょう。
そんな両楽器が、名手二人の色とりどりの試みと共に、
どのように歩み寄り、ぶつかり合い、どのような化学反応がおきるのか。お楽しみに。

 

プログラム:
モーリス・オアナ:3つのグラフィック

マヌエル・デ・ファリャ:4つのスペイン風小品(アラゴネーサ/クバーナ/モンタニェーサ(風景)/アンダルーサ)

ホアキン・ロドリーゴ:3つのスペイン風小品(ファンダンゴ/パッサカリア/サパテアード)

鈴木 治行:Souvenir for guitar and piano

伊左治 直:コモノノクニ物語集・特別篇「黒白城の宴」※

 

出演者:

大瀧 拓哉(ピアノ)
愛知県立芸術大学及び大学院、シュトゥットガルト音楽演劇大学大学院、アンサンブルモデルン・アカデミー(フランクフルト)、パリ国立高等音楽院第三課程現代音楽科修了。2016年フランスで行われたオルレアン国際ピアノコンクールで優勝。これまでにフランス、ドイツを中心にヨーロッパ各地や、日本、韓国などで多くのリサイタルや音楽祭に出演。2020年夏には日本演奏連盟主催のリサイタルを東京文化会館小ホールで行い、音楽の友誌にて「…いかに作品の聴きどころを押さえ、超大作の構成を浮き彫りにし、最も大切なことに、奏者の大胆にして精緻、作曲家に忠実でありながら自己アピールにも優れた非凡なピアニズムを印象づける演奏であったか…」と高い評価を得る(萩谷由喜子評)。現在、東京を拠点に演奏活動を行う。愛知県立芸術大学非常勤講師。

藤元 高輝(ギター)
藤元高輝は日本のギタリスト、作曲家。国内外のクラシックギターコンクールに優勝、入賞を重ね、今世界で最も評価される若手ギタリストの一人。現在日本とドイツを拠点に活動。
卓越したテクニックと精巧な解釈で様々な時代の音楽を弾きこなし、とりわけ現代音楽を得意とする。2016年、武満徹没後20年を記念し発表された「武満徹ギター作品集」は世界的に高い評価を得ている。また19世紀のギター音楽にも造詣が深く、2019年19世紀のオリジナル楽器を使用したピリオド奏法による「フェルナンドソルギター作品集」を発表。2021年にはラヴェル「鏡」より道化師の朝の歌のギター独奏編曲をPrim Musikverlagより出版。
作曲家今村俊博とのパフォーマンスユニット「sbr」での活動、また自身で指揮をすることもあり、ギターだけにとらわれない様々な活動を展開する。自作品ギター4重奏とパフォーマンスのための「かにみそ道場」は、沖縄にてパフォーマーとして参加し初演。テスタカルドの委嘱により作曲されたマンドリンオーケストラのための「モントシュパーゲル」はドイツにて指揮し好評を博す。2019年にハインスベルク国際ギターコンクールに優勝、賞としてNAXOSよりCDをリリース予定。

伊左治 直(パンデイロ)※ゲスト出演

 

インタビュー【藤元高輝×作曲家・伊左治直】
※前回武満作品リサイタル時のものです。
https://www.tokyo-concerts.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/08/interview_fujimotoisaji.pdf

 

入場料:一般:3,000円 学生:2,000円

※60席限定

※当日券有り

 

問い合わせ|Contact

東京コンサーツ|Tokyo Concerts
Tel: 03-3200-9755(平日11:00-16:00)

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本公演は新型コロナウイルス感染予防、拡散防止への対応策を徹底した上で実施いたします。