アンサンブル室町による「日々是好日」

2026年3月12日(木) - 2026年3月13日(金)
開演 19:00 (開場 18:30)

プログラム
作曲:夏田昌和
「物想いの午後」(2023) /チェンバロ
「水無月の夕」(2023) /尺八
「秋の木漏れ陽」(新作・初演) /ギター、リコーダー、篠笛、琵琶
「二重にされた昔の歌」(2008 アンサンブル室町版・改訂初演)/尺八、フラウト・トラヴェルソ、2バロック・ヴァイオリン、バロック・ヴィオラ、バロック・チェロ、チェンバロ
「トリスタンとイゾルデの愛の二重唱」(委嘱新作・初演) /ソプラノ、カウンターテナー、邦楽器と古楽器の大アンサンブル
「オルフェオの嘆きのアリア」(2014)/ ソプラノ、カウンターテナー、邦楽器と古楽器の大アンサンブル


出演者
アンサンブル室町
 指揮:鷹羽弘晃
 カウンターテナー:久保法之
 ソプラノ:溝淵加奈枝
 バロックヴァイオリン:須賀 麻里江、高岸 卓人
 ヴィオラ・ダ・ガンバ:武澤秀平
 チェロ:山田 慧
 三味線:守 啓伊子
 箏:日原 暢子、平田 紀子、長谷 由香
 尺八:黒田 鈴尊
 琵琶:久保田 晶子
 横笛:あかる 潤
 トラヴェルソ:菊池 奏絵
 リコーダー:菅沼 起一
 ギター:山田 岳
 打楽器:篠田 浩美
 チェンバロ:流尾真衣
 オルガン:大平 健介

ナレーション:湯川ひな
コンテンポラリー・ダンス:アレッシオ・シルヴェストリン


全席自由 
前売り  一般4,500円 学生2,500円
当 日  一般5,000円 学生3,000円

2025年11月3日発売予定


プレイガイド
https://teket.jp/14229/59048
※入場時にスマートフォンが必須です。


主催:アンサンブル室町
助成:芸術文化振興基金、公益財団法人野村財団
後援:日仏現代音楽協会
制作協力 東京コンサーツ


作曲家 夏田昌和
1968年東京生まれ。東京藝術大学大学院修了後、渡仏。パリ国立高等音楽院にて作曲と指揮を学び、審査員全員一致の首席一等賞を得て同院作曲科を卒業。作曲を野田暉行、永冨正之、近藤譲、Gérard Grisey 、指揮を秋山和慶、Jean-Sébastien Béreau、伴奏法をHenriette Puig=Roget の各氏に師事。芥川作曲賞や出光音楽賞をはじめとする受賞や入賞、入選多数。フランス文化省やサントリー芸術財団、アンサンブル・アンテルコンタンポランを始めとする数多くの公的機関や演奏団体、ソリストより委嘱を受けて書かれた作品は、世界各地の様々な音楽祭や演奏会にて紹介されている。指揮者としては邦人作品の初演や海外現代作品の紹介に数多く携わり、グリゼイ「Vortex Temporum」や「境界を越えるための4つの歌」、ライヒ「テヒリーム」などの日本初演、アイヴズの「交響曲第4番」新版の今世紀初演(2022年12月)を指揮した。2013年に指揮者の阿部加奈子と共に日仏現代音楽協会を設立して初代事務局長を務め、現在も副会長として様々な教育プログラムや演奏会・シンポジウム等の企画・運営に携わっている。最近ではプロ奏者とアマチュア奏者の混成で挑んだメシアン「トゥーランガリラ交響曲」の指揮(2024年・アンサンブル・ヴェネラ)や、芸術監督を務めた第6回両国アートフェスティバル(2021年)、神奈川県民ホール主催「C×C 夏田昌和×アルノルト・シェーンベルク」(2024年)、東京都交響楽団定期演奏会における「重力波」再演(2025年)といった公演がいずれも大きな話題を呼んだ。
www.artandmedia.com/artists/masakazu-natsuda/


アンサンブル室町
ヨーロッパと日本の≪古楽器≫、すなわちヨーロッパのルネサンス・バロック時代の楽器と日本の伝統楽器による世界で初めてのアンサンブル。2007年にフランス人チェンバロ奏者で作曲家のローラン・テシュネを代表として結成され、同年『豊臣秀吉の夢』と題する旗揚げ公演を北とぴあ国際音楽祭(つつじホール)にて開催。室町という名称は、ヨーロッパの楽器が日本へ伝来した室町時代(16世紀)に由来している。これまでに様々な作曲家、ダンサー・舞踊家、俳優、声楽家など、多彩なジャンルのアーティストと共に「ヨーロッパ+日本」という複文化の対話から、新しい芸術的表現の創造をめざしたコラボレーションを続けてきた。現在のアンサンブルメンバーには、60人以上の邦楽奏者、西洋古楽器奏者を数える。2012年には一般社団法人アンサンブル室町を設立。2013年にサントリー芸術財団第13回佐治敬三賞を受賞。2022年より芸術監督に大平健介が就任。